- 自分の強みを活かしたビジネスができるといいな
- でも自分に強みなんてあるのだろうか
この気持ちよくわかります。
普段生活をしていると、強みなんて意識することはありませんし、自分の強みって自分にとっては当たり前のことですからね。
他の人に直接言われない限り、なかなか気づけませんよね。
でも安心してください。
この記事では、1人でできてしまう「自分の強み」を見つけるための具体的手順を紹介していきます。
この手順に従って自己分析を行えば、自分で気づいていない「強み」を見つけ出すことができます。
【この記事でわかること】
- 「強み」とは何か
- 「強み」を見つける具体的な方法
自分の強みの見つけ方
自分の強みを見つけ出す2つのステップ
- 人生経験を棚卸しする
- 「好きなこと」「得意なこと」に分類する
最初のステップでは、あなたの人生経験を棚卸しするために、5つの質問を用意しています。
あなたはこの5つの質問に答えるだけで、「強み」候補をピックアップできるようになっています。
「これくらいの実績しかないしなぁ」とか「このスキルは無理そうだな」など考えずにまずは書き出してみましょう。
そして次のステップでは、ピックアップできた強み候補を、「好きなこと」と「得意なこと」に分類していきます。
なぜ「好きなこと」「得意なこと」に分類するのか。
その理由を説明していきます。
「情熱」こそがあなたの強み
上図は、世界で75万部を突破するベストセラーとなった「IKIGAI」という書籍の著者が考案したIKIGAIについての図を要約したものです。
「好きなこと」と「顧客ニーズ」が重なるところが「使命」
「顧客ニーズ」と「お金になること」が重なるところが「天職」
「お金になること」と「得意なこと」が重なるところが「専門性」
「得意なこと」と「好きなこと」が重なるところが「情熱」
そして、「使命」「天職」「専門性」「情熱」の4つが重なる部分(★印)が「生きがい」となります。
好きなことや得意なことをし、さらにそれが社会からも必要とされ、収入につながる。
これこそが「生きがい」であり、この「強み」が見つかると、あなたの幸福度や満足度が上がり、充実した人生を送れるようになるということですね。
情熱は、行動の原動力となります。
情熱を傾けて取り組めることこそが、あなたの強みとなるのです。
それではさっそく具体的な手順にいきましょう。
あなたの強みを見つけ出す具体的な方法
STEP1 人生経験を棚卸しする5つの質問
- どんな職歴や業務を経験してきましたか?
- 仕事でどんな実績を上げましたか?
- 1年以上続けている趣味や習慣はありますか?
- 頼られたり相談されたことはありますか?
- 挫折や困難を乗り越えた経験はありますか?
質問①と②は、仕事のキャリアについての棚卸しです。
「キャリアの棚卸し」をすることで、今までの職歴やスキル、実績を洗い出すことになり、自分のできることを明確化させることができます。
質問③から⑤は、プライベートも含めた人生経験についての棚卸しです。
深く考えすぎずにどんどん書き出すことがポイントです。
迷ったらとりあえず書き出してみましょう。
経験年数はあまり考慮せずに、具体的にどんな職歴や業務を行ったのかに着目します。
時系列で、「職歴」「業務内容」を出来る限り出してみましょう。
そして、その業務を通して習得したスキルや取得した資格、身に付けた知識なども書き出していきます。
参考例
業務内容 | スキル・資格 | 知識・経験値 |
プロジェクトマネージャー | マネジメントスキル
PMP |
IT全般の知識
プロジェクトマネジメントの知識 |
これまでの仕事で、どんな実績を上げてきたかを書き出していきます。
セールスなどの数字上の実績ばかりではなく、会社や部署、グループメンバーに与えた影響や、会社から表彰されたことなども洗い出してみましょう。
そして、その実績を上げるために、必要となったスキル、知識や経験値なども書き出していきます。
ノンジャンルで、1年以上続けている趣味や習慣を書き出していきます。
1年以上継続しているということは、好きであったり、熱中していないとなかなかできないことなので、あなたの強みとなる可能性が高くなります。
同時に、その趣味や習慣を続けるために必要なスキル、知識や経験値も一緒に書き出していきます。
あなたがよく人から頼られたり、相談されることを思い出して書き出していきます。
- パソコンの操作方法
- 転職やキャリアについて
- 恋愛や結婚相談
- 部下のマネジメントについて
など、どんどん書き出していきます。
そして、関連するスキル、知識や経験値などを一緒に考えます。
相談者は、なぜあなたに相談してみようと思ったのか?
相手の立場に立って考えてみましょう。
これまでの人生で挫折したことや困難を乗り越えた経験を書き出していきます。
この経験は、同じような挫折や困難を抱えて悩んでいる人に対し、直接的に役立つ強みであると言えます。
この項目についても、挫折や困難を乗り越えるために必要だったスキル、知識や経験値なども書き出していきます。
STEP2 好きなこと・得意なことに分類する
このステップでは、STEP1で書き出した項目に対し、自分が本心から「好きと思えること」なのか、「得意なことなのか」を分類していきます。
さらに、これまでの5つの質問には当てはまらなかった「好きなこと」「得意なこと」があれば追加していきます。
もちろん仕事に限らずプライベートも含めノンジャンルで書き出してみましょう。
下記が参考例。「好き」「得意」列を追加しています。
スキル・資格 | 知識・経験値 | 好き | 得意 | |
渓流釣り | キャスティング | 天候別の釣れるポイント | 〇 | 〇 |
結婚相談 | コミュニケーション | 結婚歴〇〇年 | 〇 | × |
糖質制限ダイエット | 自己管理 | 栄養学 | × | 〇 |
「好き」と「得意」が重なる項目が、あなたの強みと言えます。
まとめ
ここまで説明してきた「自分の強みを見つける具体的な方法」は、一度書き出しただけで満足せずに、日を置いて最低でも3回は繰り返し行ってみてください。
何度か繰り返すことで、だんだん頭の中も整理されてきますし、見落としていたことや新たな気付きもあり、内容がブラッシュアップされていきます。